アクリル系塗料は耐用年数が短いため、ビルではもちろん一般住宅でも近年はほとんど使われなくなりました。しかし、数年おきに色を塗り替えたいといった場合、もっとも価格が安いため、有効な選択肢のひとつとして考えられます。なお、防水機能を高めたい場合は、多少費用が高くなりますが、弾性アクリル塗料というゴム状の膜ができるタイプもあります。
ウレタン系塗料は、外壁用塗料としてはポピュラーなもので、機能的にもバランスが取れた塗料です。つやは比較的長持ちするものの、やや汚れやすい傾向にあります。予算を抑えたい方にお勧めしています。
シリコン系塗料はウレタン系塗料より汚れにくく長持ちするため、近年人気となっており、安心工事.comでも一番お勧めしている塗料です。あえて難点をあげれば、弾性がやや乏しいため、耐用年数を過ぎると、ひび割れしやすい傾向にあります。なお、ウレタン系とシリコン系の長所をあわせ持ったシリコンウレタン塗料もあります。防水性・防カビ性に優れ、割れにくさや汚れにくさも兼ね備えていますが、その分費用は高めです。また、アクリル系とシリコン系をあわせたアクリルシリコン系塗料も、耐用年数の長さがフッ素系に匹敵する塗料として人気があります。
フッ素系塗料は、もっとも耐用年数が長い高級塗料です。多少汚れがつきやすい傾向にありますが、汚れは水で落ちやすいので、大きな欠点ではありません。
最近では、第5の塗料ともいうべきセラミック系の塗料が登場しました。これはアクリルシリコン系塗料にセラミックを加えることで、断熱性や防音性などを高め、多機能性を売りとした塗料です。そのため、フッ素系塗料より耐用年数が必ずしも長い訳ではありません。
また、最近話題になっている光触媒塗料は、酸化チタンによる光触媒効果などにより、雨で汚れが洗い流されやすいものです。透明な塗料なので、これのみでは使用せず、他の塗料のうえに重ね塗りをします。値段は高めですが、美観を持続させたい場合にはお勧めです。このように、外壁用塗料にはさまざまな種類があります。どうぞ、お気軽にご相談ください。
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